今更ネギま!呪文2「本契約」

久々にネギま!劇場版のDVDを引っ張り出して、時雨さんが過去に挑んでおられた「本契約」呪文詠唱の解析に当方も挑戦しました。
忘れないうちに公開メモ。

Parka, some rights reserved: CC BY-NC-SA 4.0.

※長音符省略

Spiritus pactionis qui præstet mundum ad euocationem meam respondeat;
Ego legi uniuersi inter me et amicum meum uinculum adamanti immortalis magnifici animi iungam.
VERA PACTIO.

以下雑感。

●legi uniuersi「ユニヴァースの法に遵いて」のカッコよさに惚れた。

●adamantiはadamas, -antis(ἀδάμας;鋼⇒硬いもの⇒ダイヤモンド)なのか、あるいはadamans < adamare(深く愛す)なのか。なんとなく後者の雰囲気。ただadamantiはadamas単数与格かadamans単数与/奪格。文の流れでいくと属格がほしい気もするが(追記150314:まさかウルヴァリンのアダマンチウムの属格でAdamantiiとかじゃねぇだろうなー…)。
追記150620:adamareでいくなら能動のadamansよりは受動のadamatusか。それなら属格adamatiで噛み合う。でもどう聴いてもmaとtiの間にnが入っている。

●qui præstet mundumと関係節が接続法で入るのは注目される。

●我々が経験的に知っている“日本語の「××せよ」はラテン詠唱では接続法、ハイ・エンシェントではアオリスト命令法”にしたがうと、主文の動詞はrespondeat、iungamと接続法で入ってほしい(追記150314:cf. EMITTAM < emittere)。いや何度聴いてもrespondetとiungo(ともに直説法)にしか聴こえないし、台本段階で直説法になっている可能性が高いんだけど(cf. MVNDVS GELANS)。

●まぁ単語の切れ目とかアクセントとかはご愛嬌でしょ。ΧΙΛΙΠΛ’ ΑΣΤΡΑΠΗの詠唱もなかなかアレだった。こんなこと言い始めたらFVLGVRATIO ALBICANSのconcīdēnsがカナ表記で「コンキデンス」なのも割と面倒(concīdēnsとconcidēnsは別の動詞で、「闇夜切り裂く」なら前者が妥当)…とか何とかややこしい話が増える。やめよう。

佐藤利奈さんはじめ詠唱担当の皆様おつかれさまでした。

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